さて、mednafenのインストールも終わったのでこれからコマンドラインからの起動を確認をします。
その前に1点、起動時に必要なBIOSを格納します。
場所はホームディレクトリ配下の .mednafen/firmware というディレクトリです。
PCエンジンは syscard3.pce 、PSは scph5000.bin という名前で格納してください。

ではEmulationStationを終了させターミナル画面に降ります。

CD-ROM2のディスクをドライブにセットしてターミナル画面から次のコマンドを実行します。
"-physcd" オプションと物理CDのデバイス名(/dev/sr0) がミソです。
$ mednafen -physcd /dev/sr0

うまく行けばmednafen がディスクの内容を解析しそれに応じたBIOSを立ち上げます。
プレステのディスクならプレステのBIOS、CD-ROM2ディスクならシステムカードが起動します。

CD-ROM2ならキーボードからリターンキーを押せば物理CDのゲームが起動します。
mednafenのデフォルトのキー操作は、上下左右が"WSAD"、IボタンIIボタンはテンキー側の2と3、
SelectボタンがTAB、Runボタンがリターンキーです。

とりあえずESCを押せばゲームが終了しターミナル画面に戻ります。
ターミナル画面を終わらせてEmulationStationに戻るにはexitです。

とりあえずmednafenの起動は確認できました。
ただ実装の関係でいかんせん遅いです。(^^;
ちなみに mednafenから起動するゲーム毎のモジュールには、
CD-ROM2の場合だとpce、pce_fast と2種類のモジュールが用意されていて、
デフォルトではpceの方が立ち上がります。
pce_fast を起動すれば多少カクカクしますがそこそこ動くので
物理CDを起動した際に pce_fastを起動するようなカスタマイズを、
あとコントローラのカスタマイズを記載する予定です。
そのあと実際にEmulationStationへの組込みについてでしょうか。
とりあえず今日はここまでです。
======== 続き ========
mednafen のカスタマイズについて。 mednafen の設定を変更する場合
/home/pi/.mednafen/mednafen-09x.cfg というファイルを編集します。
1.pce_fast で起動する方法
mednafenにはPCエンジン用に pce、pce_fast の2種類のモジュールが用意されていて、
デフォルトでは pce の方が立ち上がります。ただ pce は重いので
多少カクカクしますが pce_fast を起動するよう変更します。
mednafen-09x.cfg の pce.enable の値を 1→0 にします。
2.コントローラのカスタマイズ
CD-ROM2のソフトを光学ドライブに入れmednafenを起動します。
CD-ROM2が起動後、ALT+SHIFT+1 を入力すると1Pコントローラの設定が出来ます。
上下左右、各ボタンの設定をジョイスティックやキーボードから「2回ずつ」入力していきます。
因みに設定項目に出てくる「MODE」は2ボタン6ボタンを切り替えるボタン、「RAPID」は連射ボタンを表します。

設定終了後、 mednafen を終了させれば設定内容が mednafen-09x.cfg に書き込まれます。
見ればわかるように mednafen-09x.cfg に書かれる内容は結構面倒くさい内容です。

3.そのほか
これは好みですが、mednafen を終了させるキーがデフォルトではESCキーだけなので
ジョイスティックからもmednafen を終了させられるようにしました。[command.exit]という項目です。
設定したいボタンを一度コントローラに組み込んで設定値を mednafen-09x.cfg に書き込ませて、
その内容を [command.exit]の項目に~(チルダ)で繋いで貼り付けました。
これでキーボードからもジョイスティックからもmednafenを終了させられます。

とりあえず mednafen を使うための設定はこんな所でしょうか。
次は emulationStation への mednafen の組込みです。
もしこの記事が参考になったなら拍手をお願いします