ピックアップの調整をするには音がしっかり出る事が条件。
なのでまず代替機の音が小さい症状を修理してから・・と思っていたのですが、
よくよく考えたらDUO系ではないのでコアグラ側から音を出す形にすれば
今の状態でも調整は出来ることに今更気づいた。orz
ってことで早速ピックアップ調整をやってみます。
と言いつつ、ピックアップ調整作業に関してお約束のように行っておきますが
CDが回らない、正常に読めないといっても原因は様々です。
・レンズが汚れている
・グリースが固着してピックアップが動かない
・ギアのかみ合わせ
・ピックアップの角度ずれやピックアップ自体のへたり
・コンデンサの劣化
・などなど
たとえばピックアップが固着してたりレンズが汚れているのに
ピックアップ調整を実施したって意味ないですよね。
動かない原因を切り分け、おかしい所をきちんとひとつひとつ潰していったのに
それでも動かない、一番最後の手段がピックアップ調整や交換と思ってください。
という前置きをした上で記事を書いていきます。
まずは準備。ケースを外した状態で稼動できるようにします。
マグネットの外し方はDUOの記事を参考にしてください。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
そして今回いじるボリュームが以下VR101~VR105の5つ。基板にもVR101などとプリントされています。
次に下手にいじって元に戻せなくなるとまずいので、現在の位置をマジックでマーキングしておきます。
(この作業は必ず行ってください)
あと用意するものはこんなところでしょうか。
・製品版の音楽CD(オリジナル)
・製品版のゲームディスク(オリジナル)
・CD-Rに焼きなおした音楽CD
・CD-Rに焼きなおしたゲームディスク
・ヘッドホン
・精密ドライバー
なお詳しいことは専門家に任せますが、製品版とCD-Rの媒体ではCD-Rの方が調整がシビアです。
なのでCD-Rをベースに調整すれば製品版のディスクは・・たいがい読めます。
がしかし製品版のディスクで調整を行うとCD-Rが読めない場合があるので注意してください。結果から先に言ってしまいますが、私が作業を行った感じでは
各ボリューム(VR101~VR105)の意味と調整の仕方はDUO系と同じように見えます。
VR101:(E/F Balance)
VR102:(Focus Offset)
VR103:(Track Gain(Track Error Level)
VR104:(Focus Gain) ★VR104はSuper CD-ROM2と初代DUOに存在、DUO-R/DUO-RXにはない
VR105:(VCO)
一部ボリュームを回す方向が逆だったりしますが、基本的にDUO系と同じなので
DUO-Rで紹介している調整記事を参考にしてください。
では具体的に私が調整した時の作業をレポートします。
手順1.VR102の調整 まずはVR102(Focus Offset)、レーザの焦点を調整するボリュームです。
CD-Rに焼いた音楽CDを使って確認します。(ゲームディスクはお勧めしません)
ポイントはVR102をいじってCD-Rが正常に回る範囲を探し出し
その範囲の中点の位置がビンゴの位置になります。
細かいやり方は以下を参照してください。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-41.html なおリンク先にも書いていますが、VR102をいじったら必ずSELECT+RUNでリセットしてから
再読み込みをおこなうこと。(リセットしないと値が反映されないようです)
あと私が作業したときの挙動は以下の感じでした。個体差があると思いますが参考までに。
「時計回りいっぱいに回した状態」
↓CD-R自体が回らない範囲
↓CD-Rが回るが認識しない範囲
↓CD-Rが回り認識もする正常な範囲
↓CD-Rは回るがピックアップがカコンカコンと上下して認識しない範囲
↓CD-Rは回るだけ、「PLEASE SET DISC!」のエラーで止まる範囲
「反時計回りいっぱいに回した状態」
因みに今回は製品CDは正常に読めるのにCD-Rだとピックアップがカコンカコンと言って なかなか媒体が読めない症状がありましたが、このVR102の調整で解決できました。 手順2.VR104の調整 次はVR104、Focus Gain の調整です。
情報ではVR102と同様に正常に読み込める範囲を特定して調整するという話ですが、
ボリュームを目いっぱい回した時に片側だけ若干動きが変わった程度なので、
元々の位置のままにしています。
一応参考までに。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-42.html手順3.VR103の調整 次はVR103:(Track Gain(Track Error Level))です。
これもVR102と同様にCD-Rの音楽CDを聴きながら調整を行います。
挙動としては時計回りに回すと
・ドライブからキーンと音がするようになり動作音がうるさくなる。
・衝撃などによる音飛びが解消される。
反時計回りに回すと
・何もしなくてもブチブチと音飛びが発生する。
この挙動の中でドライブからの動作音が静かで、かつ少々の衝撃でも音飛びが発生しない位置を探す形。
詳しくはこちらを参照。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-44.html 最初ピックアップの矢倉部分を軽くコンコン叩きながら丁度良い場所を探してましたが
矢倉だと衝撃が大きすぎるため、いくらボリュームをいじっても音飛びは解消されません。
ピックアップの矢倉でなく写真の指の位置を軽く叩きつつ、
衝撃の音飛びが極力発生しない、かつキーンと動作音がしない場所を選びました。
元々の位置から2ミリほど時計回りに回した辺りです。
調整前はわずかな衝撃で音飛びが発生していましたが、VR103の調整である程度解消されました。手順4.VR101の調整 次にVR101:(E/F Balance)の調整です。
詳しくは以下を参照。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-43.html DUO系のときもそうでしたが、挙動が変わる範囲が広すぎてよく判らないので
元々の位置から変更していません。
手順5.VR105の調整 次はVR105:(VCO)です。
これはスピンドルスピード、CDの回転数を調整するもの・・・らしいです。
詳しくは以下を参照。
http://pcerepair.blog.fc2.com/blog-entry-45.html これについても挙動がはっきりしなかったので元々の位置から変更していません。
この5つのボリュームを調整したら色々再生して確認してみてください。
・最後まで再生できるか
・ランダム再生してみてトラックの移動が正常に出来るか
・CD-Rだけでなく製品版のディスクでも再生出来るか
もし読み込みに失敗する時があるなら再度調整しながら試行錯誤です。
それでもダメなら最後の手段として・・・ピックアップのレーザー調整ですかね。
挙動の説明など非常に感覚的な表現ばかりで申し訳ないですが
実際にやってみて感じを掴んでみてください。
以上、Super CD-ROM2のピックアップ調整でした。
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